『大日本物産図会』にみる「食」「時代」「人々」第2回「海の恵み 山の恵み」
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味の素食の文化センターが選定した今月おすすめの書籍をご紹介しています。
「私にとって梅干しは、基本調味料であり、万能調味料」と語るワタナベマキさんが、塩や醤油、酢などと同じように梅干しを調味料として使った料理60品を紹介しています。あまり梅干しと組み合わせることのないスパイスやクリームなどとの出会いで生まれる新しいおいしさに、「梅干しって、こんなに万能だったんだ!」と驚きます。
「ごはんのように毎日食べても飽きない」麺レシピ集です。 パパっとつくれるものから、ちょっと手の込んだものまで、「今日は麺でいいか」から「今日も、麺にしよう!」に見方が変わる多彩なメニュー。 中華麺、うどん・そうめん、パスタと、家にあるものでつくれる「世界の味」や、「卵かけうどん(TKU)」の提案などが楽しい。
お米が「過剰」であることが当たり前となった2007年に出版された本書。お米の近代史を紐解くと長い間「米不足の時代」が続いていたといいます。明治中期~第一次世界大戦後の時期(1880年代~1920年)頃までを対象にして、凶作による米価の暴騰と輸入米の増加、焼き芋屋・残飯屋の繁盛、米流通の変化、産米改良の動向、ブランド米の起源、節米生活下の家計などを辿ります。
お米に関する研究開発の第一線を走る産官学の執筆陣による、お米に関する最新の動きと将来性についての解説書。お米の食品としての機能や、加工技術、今後のお米に関わる最新技術など、多様な面からお米をとらえることができます。内容は専門的ですが、1項目あたり数ページにまとまっていて読みやすいです。
横浜の老舗米屋の3代目で、自身も「米・食味鑑定士」として数多くの品評会で審査員を務めた著者による「広くやさしい」お米の教養書。第3~6章にかけて、稲作・加工・流通・小売と農家から消費者の手元にどのようにお米が届いているかを、コンパクトに概観できます。