Column 食文化の探求

食文化に興味のある方、研究されている方にもご覧いただきたい食文化を探求する記事です。

キーワードから探す

コラム「大食軒酩酊の食文化」「vesta掲載記事」「食文化の探求」の全コンテンツより、キーワードに該当するコラムを表示します。

食でひもとく浮世絵の楽しみ林綾野

慶長8年(1603)徳川家康によって江戸幕府が開かれます。それから260余年、戦乱のない世の中で人々は新たな暮らしを築き、それまでにない文化を育みました。生活が安定し、心にゆとりを持てるようなった庶民たちは娯楽を求めるようになります。そんな中で浮世絵も生まれました。
役者や美人、諸国の風景や人々の暮らしの様子など、江戸を彩るあらゆるものが浮世絵のテーマとなりました。 そして決して数は多くありませんが「 食のシーン 」もそこに見つけることができます。
江戸時代、醤油や味醂、酢など の調味料の普及や生産性の向上、流通の発展に伴い、食文化も目覚ましい発展を遂げました。そんな江戸の食模様を手がかりに浮世絵を見つめてみたいと思います。

著者について

林綾野(はやしあやの)

キュレーター、アートライター。美術館での展示会企画、美術書の企画、執筆を手がける。新しい美術作品との出会いを提案するために画家の芸術性と合わせてその人柄や生活環境、食への趣向などを研究。著作『画家の食卓』(講談社)、『浮世絵に見る江戸の食卓』(美術出版社)など。

Google Arts&Culture
Google Arts&Culture

Googleが運営するオンラインミュージアムサイトGoogle Arts & Culture に開設された当財団のページで、食に関する錦絵や、古典籍(江戸時代の書籍)を通じ食文化の面白さをわかりやすくご紹介しています。

メルマガ会員限定サイト

無料で登録できるメルマガ会員向けに様々な情報を公開していきます。
このサイトでは、食文化誌『vesta』のバックナンバーの一部や映像の先行公開などをご覧いただけます。

※メルマガ会員サイトのログインID・パスワードは配信メールにてお知らせいたします。