「台湾菜」の文化史

登録番号 | 056806 | 分類記号 | A3イ11 |
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副書名 | 国民料理の創造と変遷 | ||
叢書名 | 台湾学研究叢書 | ||
出版者 | 三元社 | ||
発行年 | 2024.6 | ||
ページ数 | 15p,468p | サイズ | 21cm |
ISBN | 9784883035915 |
内容細目
世界の食文化 アジア 中国 台湾 中国料理 中華料理 台湾料理 飲食文化 食生活 歴史 「台湾菜」の文化史 「台湾菜」とは何か? 飲食という新たな研究領域 飲食体系と構造 飲食マナー(dining manners)と儀式 飲食の発展と社会、政治経済の変遷 飲食と集団の記憶、アイデンティティ 食物における社会的識別、たとえば族群、階級、性別 国民、国民性、国民料理 マクロからミクロへ 物と具現化の研究アプローチ 植民地の高級料理 日本統治期の「台湾料理」の誕生 命名された他者 台湾料理の登場 日本統治期のレストランにおける食の消費 料理屋と飲食店 台湾料理、日本料理と西洋料理 台菜の文化パフォーマンス 「支那料理」から「台湾料理」へ 大型レストランの勃興 江山楼の「台湾料理」論 蓬莱閣(一九二七~一九五五)の登場と影響 植民地料理のパフォーマンスと変形 古来の台湾の味 庶民の食卓 台菜の文化パフォーマンスと生活の実践 台湾人の家庭料理 主食と副食 主食:サツマイモ、米と雑穀 副食 野菜と漬物 肉類と水産物 調理と味付けの方法 調理方法 調味法 一九五〇年代以前の台湾家庭における日常の料理 土地の食材を主に食べる 漬物を活用した料理 シンプルな調理法、塩からい味付け 節句料理の再利用 ベジタリアン文化 一般大衆の宴席 節句や慶事の食物と辦桌 節句や慶事の食物 辦桌 プロのスタッフ不在の人脈による協力 人的ネットワークを総動員 油脂、肉類の多い豪華な料理 公共パフォーマンス性を備えた生活の実践 日常の点心と街角の軽食 点心 街角の軽食と夜市の形成 日本式点心 民間の「台湾菜」 移植と混交 戦後書き換えられた飲食地図 国家、移民と食物 戦後の激変 経済の困窮と節約運動 反共復国思想のもとでの消費管理 酒家と公共食堂 人力と金銭資源の徴用 料理組合の役割 移植された中国の味 レストラン、市場と眷村の飲食 中国各地の地方料理レストランの集中 政府宴席の代表 圓山大飯店 軽食屋台と市場 眷村と「眷村の味」 新しい地図と新しい階層 「中国菜」の混交と現地化 傅培梅のレシピにおける「中国料理」の再現 一九六〇年代以降の新興台菜レストラン 日本統治期の酒楼文化を踏襲したもの 粥と小皿料理 戦後の料理系統の混交のもとで生まれた新たな「台菜」 戦後中華料理の周縁的一系統となった「台菜」 エスニシティ、階級と飲食「伝統」の創造 現代の「台湾菜」が意味するものの変化 「四大族群」論と「客家料理」、「先住民料理」の興り 先住民料理 自然と無垢の神話 客家料理の興り 伝統と階級のせめぎ合い 国宴における族群の象徴 国宴の変化 「国宴下郷」政策 「台湾小吃」の形成と「台湾菜」の意味の発展 台湾化路線に育まれた「台湾小吃」 台湾菜と「故郷の味」 家および文化的記憶の変遷 飲食エクリチュールにおける個の記憶と集団の記憶 「故郷の味」のコミュニケーション的記憶から文化的記憶へ 「故郷の味」とはなにか コミュニケーション的記憶から文化的記憶へ 台湾の現代飲食文学における「故郷の味」 唐魯孫と逯耀東 家庭の味に対する追求 台湾において北平の故郷を懐かしむ唐魯孫 文化的記憶として描かれた中国の飲食の伝統 離散 家、国と文化的記憶の喪失 逯耀東 中国、香港、台湾における故郷の味の喪失と再建 流浪の中で失われた「故郷の味」 台北で改めて再現された(re-staged)「故郷の味」 家の身体実践 林海音の飲食エクリチュールにおける調理と食 林海音の飲食エクリチュール 「良い食事」の生産者 家庭の料理 「第一の故郷」の再認識 台湾の飲食を紹介 二重の離郷者の「故郷の味」 「故郷の味」の再定義 文化的記憶が定着する場所 ガラスの容器のなかの台湾菜 「国民料理」の三つの特徴 関係性、パフォーマンス性、商品性 食物消費における「国民料理」の誕生 「国民」という境界線の流動と個体の感受性(sensibility)
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