
『vesta』64号
「世界に広まったパン文化」
2006.10.10
責任編集 長尾 精一 ((財)製粉振興会参与)
世界各地でその土地、風土、嗜好にあったパンが作られてきた。
そして、米を主食としている地域のあちこちにもパンは広まり、
根をおろしている。
パンはなぜ、どのように世界に広まり、浸透していったのか
そしてどんなパンが生み出されていったのか。
今回はそんなパンの魅力に迫ってみたい。
パンはなぜ世界で受容されたのか 長尾精一
日本のパン産業の発展:戦後―現在 井上好文
コラム パンと「トースター」の熱い関係 『vesta』編集部
パンと日本人 大塚 滋
パンはおやつか主食か 長尾精一
ベトナムのパン「バイン・ミー」 川口健一
友達以上、恋人未満―韓国におけるパンの微妙な位置づけ 太田心平
フランス人にとってのバゲット―シンプルな万能選手― 吉村葉子
〔レギュラー〕
アラブ・イスラム世界の饗宴① 結婚披露宴に招かれ、その席でのこと 堀内 勝
食文化と遺伝子の共進化―乳糖不耐性とG6PD欠乏症― 大坪庸介
カラー企画 世界の食の情景19(最終回)・イギリス 灰色の世界からグリーンの世界へ 解説:川北 稔/写真:大村次郷
エッセイ クレオール料理とは 谷川 渥
海外「食」レポート⑥ 韓国「男性の野外料理」 守屋亜記子
インド「食べない食品」 ヤニック・小原
エサから食への進化(上)―人類における食の進化生物学― 上野吉一
文献紹介 ヨーロッパ食文化研究のために
ヴィクトリア・デ・グラツィア『抗しがたき帝国:20世紀ヨーロッパにおけるアメリカ進出』 カタジーナ・チフィエルトカ
文献紹介 B・K・ビーラー著『カフェイン大全』 栗田靖之