Symposium 公開シンポジウム

公開講座
「聴くvesta」発酵と文化~日本の酒と和食の文化~

2024年03月18日(月) 14:00 ~ 16:00 (終了予定)開場は13:30

テ ー マ 「聴くvesta」発酵と文化~日本の酒と和食の文化~
募集人数 50名
締め切り 定員になり次第
参加費用 無料
会  場 AP品川 RoomF(〒108-0075東京都港区港南1-6-31品川東急ビル 8F JR品川駅港南口徒歩6分)
主  催 公益財団法人 味の素食の文化センター

★参加は以下のリンクよりお申し込みください(受付開始は、3月4日10時~)★

 ◆お申込み:「聴くvesta」参加申込はこちら  ◆会場までのアクセス

【新企画 公開講座「聴くvesta」とは】

食文化誌『vesta』のご執筆者を講師に招き、ご寄稿内容を中心に講義をして頂く新たな公開講座です。誌面に収まりきらなかった話題も取り上げますので、さらに理解を深めることが出来ます。50名程度を対象にした小規模な講座で、講師との距離が近く気軽に質問が出来るのも魅力です。

【第1回目内容】
近年の甘酒や塩こうじのブーム、発酵食品の専門店やカフェの登場で身近になった「発酵食品」。発酵の歴史を紐解くとそれぞれの地域の気候風土と文化が密接に結びついて発展しています。
『vesta』130号特集「発酵と文化」より「日本の酒と和食の文化」のご執筆者中島春紫氏がご寄稿内容を中心に、お酒と和食のマリアージュや私たちの毎日の食を支えている発酵食品の魅力・美味しさについて解説します。

【プログラム】              
 14:00 開会
 14:05 講演(90分)中島 春紫(明治大学 農学部 教授)
     タイトル:「日本の酒と和食の文化」
 15:35 質疑応答(25分)
 16:00 閉会予定

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【講演Report】

発酵の基礎知識、醤油や味噌など調味料の製造工程や、先生もお好きだという日本酒についてお話していただきました。日本酒の味の傾向は、甘口と辛口、芳醇と淡麗に大きく分けられ、吟醸酒、生酒、熟成古酒などバラエティ豊か。冷酒から燗酒までさまざまな温度でたしなむことができる自由度の高さ、食事とのマリアージュの解説もあり、さまざまな日本酒の楽しみ方を知ることができました。

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【講師紹介】

中島春紫(なかじま はるし)

1960年生まれ、東京都羽村市出身。東京大学農学部・農学研究科修了。農学博士。東京工業大学生命理工学部助手、東京大学農学研究科助教授を経て2004年より現職。パン酵母、有機溶媒耐性微生物を手がけ、現在は麹菌のタンパク質を研究対象としている。遺伝子組換え実験教育の普及、国際生物学オリンピック、遺伝子組換え食品や食品添加物に関する食品安全行政などに取り組んでいる。主な著書に「日本の伝統 発酵の科学」(講談社ブルーバックス 2018年)がある。発酵食品および酒類をこよなく愛している。