食の文化シンポジウム2019年度
「国民料理」の形成とその展開
~フランス料理と日本料理の比較を通して~
2019年11月09日(土) 13:30 ~ 16:30 開催終了
テ ー マ | 「国民料理」の形成とその展開 ~フランス料理と日本料理の比較を通して~ |
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募集人数 | 90名(先着順) |
参加費用 | 無料 |
会 場 | 味の素グループ高輪研修センター中講義室 |
主 催 | 公益財団法人 味の素食の文化センター |
「国民料理」なるものは、いつ、どのようにして生まれたのか?それはやがて「世界料理」として一つになっていくのか?本シンポジウムでは、世界の料理の中からフランス料理と日本料理をとりあげ、国民料理の形成過程や、料理の文法とその境界などをお話しいただく。続くトークセッションでは、「国民料理」という視点から日仏の料理を比較し、その形成過程と今後の進むべき方向について議論を展開したい。
【プログラム】
趣旨説明 「国民料理」という視点から見えてくるもの
西澤治彦(武蔵大学 人文学部 教授)
講演Ⅰ 「フランス料理」における国民的アイデンティティの形成
橋本周子(滋賀県立大学 人間文化学部 講師)
講演Ⅱ 日本料理の「文法」と境界線の拡大
高橋拓児(京料理 木乃婦 代表取締役)
トークセッション 司会・コーディネーター 西澤治彦
登壇者 橋本周子
高橋拓児
REPORT
今回のシンポジウムでは、世界の料理の中からフランス料理と日本料理をとりあげ、前半の講演では、その成り立ち、展開がさまざまな史実や料理のあり方、変遷等を通して話されました。後半のトークセッションでは、日仏の比較の観点からそれぞれの料理の特徴がろんじられるとともに、料理に対する人びとの意識や態度、それに伴う料理の変容などを踏まえ、今後国民料理がどのように展開されていくかについての論議が交わされました。