Kawara-ban

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December, 2017

今月のコラム

わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

戦前のマッチラベルより「メリー・クリスマス」

実用性のある小さな広告媒体として利用されてきたマッチ箱。戦前のラベルのデザインも、古典的なものからモダンなものまで多種多彩、見ていてとても楽しいです。これはフルーツ・パーラーのマッチラベルですが、現在でも通用する素敵なデザインです。

今月のおすすめ本

新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。

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<新刊図書から>

平松洋子著『日本のすごい味 おいしさは進化する』新潮社 2017年9月刊行

日本全国15のすごい味を著者の取材で紹介しています。いちごのショートケーキからはじまり、しょつる、凍みこんにゃくと写真とエッセイから容易に味が想像できて食べたくなる一冊。著者曰く「食べれば消える味に【おいしさ】という価値を自ら生み出そうとするとき、そこには多分人智を超えた大きな力が働いている」とのこと。読んで味わっていただきたいです。

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<新刊図書から>

ウィンズロー・テューダー著、ターシャ・テューダー レシピ考案・絵、食野雅子訳『ターシャ・テューダーのファミリー・レシピ』主婦と生活社 2017年11月刊行

ターシャ・チューダが家族と楽しんだ料理レシピの新配架図書の紹介です。可愛い絵本と美しい庭造りが名を馳せた絵本女流作家でご存じの方も多いと思います。その絵本にも数々の料理が出てくるよううに、ターシャは料理の腕前も相当なもの。今回の『ターシャ・チューダのファミリー・レシピー』は、孫のウィンズローがターシャのレシピまとめて紹介たものです。ターシャの絵本の世界を料理で体感できる魅力が盛りだくさんです。

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<新刊図書から>

剣持弘子著『カレーライスは日本食 わたしの体験的食文化史』女子栄養大学出版部 2017年12月刊行

祖母(与謝野晶子の実妹)や母、そして著者本人の三代にまつわる食の出来事をまとめたエッセイ。明治~平成現在の食文化史の一端が具体的に説得力をもって描かれています。過去だけでなく、現在の筆者の老人ホームの食事も取り上げられており、終章「食の未来を見据えて」というテーマも含め、「食文化の記憶の伝承」として、興味深い一冊です。

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