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February, 2016
今月のコラム
わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

山形県・黒川能にちなんだお菓子
王祇祭に行かれた方からいただいた「春日もろこし」。お面の表情がとってもリアルで一瞬食べるのに躊躇しますが、おいしいのでパクパク。このお祭りは500年も続く行事で重要無形民俗文化財だそうです。
今月のおすすめ本
新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。
<新刊図書から>『食の歴史―100のレシピをめぐる人々の物語』ウィリアム・シットウェル(著)、栗山節子(訳) 柊風舎 2016年 ルクソールの壁画に描かれた古代エジプトのパンから,ロンドンの最新流行のレストランで供される「ミート・フルーツ」に至るまで,料理雑誌の編集者として知られる著者が古今東西の100のレシピを読み解き,その料理を巡る人々の物語が当時の社会的背景も含めて語られる。中には「ウマミ・チーズ・ストロー」なるレシピもあり,目次を眺めているだけでも想像力が掻き立てられて楽しい。 |
<雛祭(ひなまつり)の本>雛祭りの食べ物として艾餻(よもぎもちい)を食べ桃花酒をのみ、艾餻を親戚におくるということが『日本歳時記』(1688)に記されています。日本各地や江戸時代の風習を調べてみませんか。 『ふるさとの家庭料理 別巻 祭りと行事のごちそう』農文協編 農山漁村文化協会 2004年 『江戸川柳で読み解くお酒』清博美・谷田有史 山愛書院 2015年 『人形と和食つれづれ風土記』向笠千恵子 青蛙房 2015年 |
<食文化の本、何がいい?保存版リスト!「食の本棚」3>先月に引き続き、このシリーズの中から本をご紹介。食の分野は広い!普段あまり読まないジャンルの本も手にとってみてはいかがでしょうか。 *「食の本棚」は、「vesta」100号に収録されています。ライブラリー館内では、背表紙に★マークをつけて配架しています! 『台所一万年 食べる営みの歴史と未来』山口昌伴著 農山漁村文化協会 2006年 『ナチスのキッチン―「食べること」の環境史―』藤原辰史著 水声社 2012年 『ジャガイモの来た道―文明・飢饉・戦争』山本紀夫 岩波書店 2008年 |
ちまたの食のイベント・情報
目に付いたものをスタッフの独断と偏見でピックアップしています。
<映画>
99分、世界美味めぐり(1/30公開)
クーパー家の晩餐会(2/19公開)
牡蠣工場(2/20公開)
<展示>
東京海洋大学付属図書館「第12回展示かまぼこ900年-元気なかまぼこの秘密-」(12/15〜3/17)
大田原市歴史民俗資料館 冬季ミニ企画展「魚 食の古代といま」(1/23~3/13)
石川県立歴史博物館 企画展Ⅱ「いしかわの食 QUESTION」(2/6~3/13)
<面白サイト>
一般社団法人和食文化国民会議
変わる食 変わる家族
立命館大学食総合研究センター