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改名祝儀當酒盛
- 絵師:3代目歌川豊国
- 落款:年玉囲みに「任好 豊国画」
- 時代:万延元年(1860)7月
- 判・種類:大判錦絵2枚続き
- 版元:江戸・伊勢屋兼吉
解説
初代中村福助が、万延元年7月に4代目中村芝翫に改名したお祝いの席である。左側中央で扇を開いているのが4代目芝翫で、向かい合っているのは初代河原崎権十郎(後の9代目市川団十郎)、上のお酌をされているのが8代目片岡仁左衛門、隣は4代目市川小団次。右側の女形が3代目沢村田之助、下の扇を広げているのは2代目中山現十郎、その隣の両手を広げている人物は未詳。改名の祝儀物が、蔵前の札差達や新場(本材木町二丁目)の魚問屋、新吉原や品川の花魁、魚河岸の娘連等から届いている。料理は刺身か。
執筆者:山下則子
執筆年:平成30年(2018)
管理No.:124
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