公共財団法人 味の素食の文化センター

※画像はマウススクロールまたはピンチ操作で拡大・縮小ができます。

シェア

夜商内六夏撰 水売り(仮題)

  • 絵師:歌川豊国(三世)
  • 時代:嘉永2年(1849)

解説

夏の()商人(あきんど)を6種類、水売り、虫売り、麦湯(むぎゆ)売り、水菓子売り、植木売り、提灯売りを選んで、それぞれをどの人気役者にやらせたらよいかという構想で見立てた錦絵6枚揃い。水売りは、いなせで粋なイメージの八代目市川団十郎が選ばれた。涼しそうな絵看板の「鯉の滝登り」は、市川家伝統の模様でもある。水には、砂糖を入れたり、白玉を浮かせる。この絵の器は染付の陶器であるが、真鍮(しんちゅう)(すず)の器を水に浮かせて冷やしておく店もあった。

管理No.:114

関連タグ:
季節・行事
酒・飲料
菓子・餅
白玉