公共財団法人 味の素食の文化センター

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大日本物産図会、同鰹節を製す図(同は土佐に相当)

  • 絵師:安藤徳兵衛(3代目歌川広重)
  • 落款:なし。枠外に「画工 大鋸町四番地 安藤徳兵ヱ」とある。
  • 時代:明治年間、未詳。
  • 判・種類:大判錦絵
  • 版元:日本橋通一丁目 大倉孫兵衛

解説

鰹節を製造しているところ。釣った鰹を砂上に並べ、頭を切り腸を抜き、骨を取って2枚におろしたものを、更に2つに切って4片にする。それを籠に並べて幾重にも重ね、大釜の煮え湯に蒸して簀の子に並べ、30日ほど干してから再び磨き、樽に詰める、とある。図は、大釜の煮え湯に蒸して簀の子に並べる以降の工程が描かれている。

執筆者:山下則子

執筆年:平成30年(2018)

管理No.:099

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