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一陽新玉宴
- 絵師：歌川豊国（三世）
- 落款：豊國画（年玉枠）
- 時代：卯十一、改（安政2年11月改）
- 判・種類：大判 錦絵 三枚続
- 版元：伊勢兼（伊勢屋兼吉）
解説
題名は「いちようあらたまのうたげ」であろう。隅田川の対岸に三囲神社の鳥居が見えるので、今戸辺の料亭の楼上。当時の歌舞伎役者たちの新年の宴を描く。右図は四代目坂東三津五郎ほか4名、中図は坂東亀蔵ほか4名、左図は四代目市川小団次ほか4名の計15名。中央の台の物は、大皿に刺身様のもの(大根おろしや、つまらしいものがみえる)、蓋物の内容は不明、深鉢には青物らしい。小さい取皿が重ねてある。両手鍋には蓋がしてあり、散蓮華がのせてある。彫師「彫竹」(横川彫竹)
執筆者：木村八重子
執筆年：平成9（1997）
管理No.：095
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