公共財団法人 味の素食の文化センター

※画像はマウススクロールまたはピンチ操作で拡大・縮小ができます。

シェア

江戸 高名會亭盡 両國柳橋 河内屋

  • 絵師:歌川広重
  • 落款:廣重画
  • 時代:極(断ちおとし)(天保末期)
  • 判・種類:大判 錦絵 横一枚
  • 版元:松原堂(藤岡屋彦太郎)(左端に断ちおとし)

解説

30枚揃の一図。扇面枠に「狂句合 おつな 業平 河内屋へ 度々 通ひ ヒトヒ」とあり、在原業平の河内通いをもじったもの。両国橋の西側にあった河内屋の二階で催される書画会を描いたもの。赤い毛氈の上に水鉢、絵具皿、筆、肉池と角印が描かれ、席書きの作品を展げる客達と、燗鍋を持った接待の女性。作品めかして鴨居から下げてあるのは白粉「仙女香」の喧伝。

執筆者:木村八重子

執筆年:平成9(1997)

管理No.:093

関連タグ:
料理・調理・料理屋・食事・宴会
料亭