｢あめこかいなよあめかいな
あんめこかわねハおもしく
ない二文こや三文こにやお
とりハねいふくろつこを
かうならおとりましょ
な△さんらハ一ツおんどり
ましょなおぢうへへ
ちょへらべいのへい十三小むすめにお吉とて
お吉おかほが見たくば
のまつだけしほにてよ
へばくるおぢやへへじょ
ぢょらべのべ大こんばた
けのまん中てせきだ
かつてくりよとてわ
しよたましたアわし
をたましたハよけれ
ともさゝぎばたけの
まん中てわっちをこん
なにつ゜ぱらませてこ
ていになれと言へハ
わしややですやてすと言ふたとてはらま
したものへそがでべそで
わしややてすへそのでべ
そはよけれともあたまにけ
ぽゝ(○)の一ツぽゝ(○)もない
一ぽゝ(○)もないのはよけれ
ともおなかがこんなに
つんもるやうた
のぬんへい｣
「ちんぎるやうだ
のと言ふ所を
うたって
おどらしゃい」
「きのうきた
あめこより
おもしろい」
※飴こ買いなよの飴売りは『盲分画話』（現天理図書館蔵、昭和11年木村捨三による複製本あり）に絵あり。
※この飴うりの文句は全部紹介されたものがないようである。その意味で貴重といえよう。