公共財団法人 味の素食の文化センター

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五ヶ國於岩龜樓酒盛(ごかこくおいてがんきろうさかもり)()

  • 絵師:落合芳幾
  • 落款:芳幾画、一恵斎芳幾画、一恵斎芳幾
  • 時代:申十二改(万延元年12月)1860
  • 判・種類:大判 錦絵 三枚続
  • 版元:馬喰四木屋版(木屋宗次郎)

解説

「彫竹」右から「おろしや女人」「紅毛(おらんだ)」「英利吉(いぎりす)」「おろしや」「亞米利加(あめりか)」「なんきん」「英きりす女人」「ふらんす」「亞米利加女人」。
※『横浜浮世絵』(215図)『集大成横浜浮世絵』(309p、下)にモノクロ図版あり。
※岩亀楼は、横浜遊郭開設当初から慶応2年の大火まで繁昌した著名な妓楼で、扇面を襖に散らした部屋などがよく錦絵に描かれ、外人の遊客で賑わったらしい。
※卓上に酒瓶、菓子盆などがあり、金叵羅(こつふ)を手にした人もある。卓袱料理と見てよいであろう。

執筆者:木村八重子

執筆年:平成9(1979)

管理No.:007

関連タグ:
外国人
料理・調理・料理屋・食事・宴会
卓袱(しっぽく)