公共財団法人 味の素食の文化センター

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江戸名所圖會 飛鳥山

  • 絵師:歌川広重
  • 落款:廣重画
  • 時代:渡(弘化頃)1843-46
  • 判・種類:大判、錦絵、三枚続
  • 版元:(藤岡屋彦太郎)

解説

関防の左に別枠あり、文は下記の通り
元亨年中(げんかうねんぢう)豊嶋左衛門(とほさゑもん)飛鳥(あすか)神社(じんじゃ)此地(このち)勧請(くわんじゃう)(よっ)てあすか(やま)(がう)(のち)(この)(やしろ)主子(わうじ)権現(ごんげん)社頭(しゃとう)(うつ)してより元文(げんぶん)(ころ)(さくら)数千株(すせんちう)(うゑ)られ(とし)()(くわ)(ぼく)(はやし)となり春花秋艸夏凉冬雪(しゅんくわしうさうかりょうとうせつ)(ながめ)あるの勝地(しゃうち)なりわけて弥生(やよい)(ころ)雅俗(がぞく)(ここ)(つど)詩哥連俳酒宴遊興(しかれんはいしゅえんゆうけう)(なが)()(くる)るを(をし)まる(じつ)尋常(よのつね)壮観(そうくわん)にあらず」
※上記は『江戸名所図会』巻の五により、書き直したものと解される。
※近景の茣蓙の上では、二美人が(けん)をしている。酒樽、燗をする道具、徳利、急須、茶碗、重箱、折詰などがある。

執筆者:木村八重子

執筆年:平成9(1997)

管理No.:004

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