公共財団法人 味の素食の文化センター

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青物魚軍勢大合戦の圖(あおものさかなぐんぜいをゝかっせんのづ)

  • 絵師:歌川広景
  • 落款:廣景画
  • 時代:未十改(安政6年10月)1859
  • 判・種類:大判 錦絵 三枚続
  • 版元:横山町三丁目 辻岡屋(辻岡屋文助)

解説

青物方、右上方より「藤唐士之助(とうもろこしのすけ)」「蜜柑太夫(みかんだゆう)」(無官太夫平敦盛(むかんたゆうたいらあつもり)地口(じぐち))「唐辛四郎(とうからしろう)」「芋山十八(とうはち)」「枩田茸長(まつだたけなが)」「砂村元成(すなむらもとなり)」「藤顔次郎直高(とうがんじらうなをたか)」「大根之助二股(だいこんのすけふたまた)」右下方より「空豆之進」「茄子三郎」「桑井永之進」「大木(もゝ)之助」「甲斐武道之助(かいぶだうこれすけ)」「宇利三郎」「水瓜赤種(すいくわあかたね)」「百合根(ゆりね)十郎」魚方:右方より「鰈平太(かれいへいた)」「魴鮄小(ほうほうこ)次郎」「蛸入道八足(たこにゅうだうやつあし)」「海底泡(うなそこほう)之助」「初鰹(はつかつを)之進」「佐々井壺(さゝいつほ)八郎」「戸尾魚次郎(とびうをじらう)」「鯰太郎(なまづたろう)」「味物鯛見」「志ゃち太子」「大鰭(をゝひれ)まぐろ之進」「(ふぐ)三郎腹高(はらたか)」。『錦絵 幕末明治の歴史1』76,77pによれば、「その病気(注:コレラ)について青物(コレラにかからぬ喰物)、魚(かかりやすい喰物)を示しているものといわれている。」とある。
※中央に日蓮宗の紋と題目の旗あり。宗旨に関する諷刺か。
(もゝ)←木偏(上)に兆(下) 木兆(ルビ:もゝ)

執筆者:木村八重子

執筆年:平成9(1997)

管理No.:002

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