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第6巻「食の思想と行動」

責任編集:豊川裕之

「食べること」の意味をめぐる思想の歴史、医術としての食、生態学から見た食行動、食のタブーなど、食を複雑系として見ることで浮びあがる数々の新しい研究のアプローチを大胆に提起する。  

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序 章

複雑系としての食
(放送大学客員教授 豊川裕之)

第1章 食の思想

第1節/食文化史における思想(国立民族学博物館教授 熊倉功夫)
第2節/西欧世界と食の文明史(東京大学教授 樺山紘一)
第3節/中国の食の思想(駒澤大学名誉教授 中村璋八)
第4節/食べることの認識論と存在論(筑波大学教授 増成隆士)
第5節/食事における享楽と禁欲の思想(国立民族学博物館館長 石毛直道)

第2章 薬食の思想

第1節/薬膳と医食同源の由来(中国食文化研究家 田中静一)
コラム/中国の食犬(中国食文化研究家 田中静一)
第2節/民間医療のなかの食べもの(国立民族学博物館教授 吉田集而)
第3節/道教と食(新潟産業大学講師 林 左馬衛)
第4節/食と健康の歴史(国立国際医療センター研究所部長 丸井英二)

第3章 現代栄養学の理論と視点

第1節/栄養の思想(国立民族学博物館館長 石毛直道)
第2節/食の思想の底流(放送大学客員教授 豊川裕之)
第3節/現代栄養学の理論(椙山女学園大学教授 安本教傳)
第4節/鴎外と高木兼寛(千葉県立衛生短期大学教授 山下光雄)

第4章 味覚基準/食行動の形成と変化

第1節/子どもの発育と食事観の形成-医学・生物学の立場から考える(東京大学名誉教授・チャイルドリサーチネット理事長 小林 登)
第2節/食行動パターンの形成(東北大学名誉教授・昭和女子大学教授 木村修一)
第3節/生態学からみた食行動(東京大学教授 大塚柳太郎)
第4節/アイヌ民族の肉食文化-「肉」の獲得と保存・調理を中心に(札幌大学女子短期大学部教授 原田信男)

第5章 食行動をめぐる諸問題

第1節/食タブーの暗号解読(甲南大学名誉教授・大手前女子大学教授 山内 昶)
第2節/都市化がもたらす食文化の変化(大東文化大学教授 小島麗逸)
第3節/食行動の変化と構造-近代的食行動への模索(国際学院埼玉短期大学教授 内野澄子)
第4節/つつしみの美-近世初頭にみる料理観の転回(『飲食史林』刊行会主宰 平田萬里遠)
第5節/文学にみる粗食派と美食派(武蔵野女子大学名誉教授 大河内昭爾)
おわりに/文脈と手法の「壁」を超えて(放送大学客員教授 豊川裕之)

カラーで見る食の文化

写真・図版と解説/ 食の思想-絵画で考える八つの主題