企画展示

箸の食文化

2006年10月10日(火) ~ 2007年02月10日(土)

  • 開館時間:10:00 ~ 17:00
  • 料金:無料

 

地球上の約五十億の民族が食事をする方法は「手食」「ナイフ・フォーク・スプーン食」「箸食」の三種類に大別されます。その内訳は「手食」が約四割「ナイフ・フォーク・スプーン食」と「箸食」がそれぞれ約三割といわれています。 
 しかし近年のグローバル化の流れに伴い“食の国際化”が進むなかで世界各地に中国料理や日本料理などのレストランがつくられ箸食文化を持たない国の人々の間でも実際に食事に箸を使う機会は広がっているといえましょう。 
 わたくしたちが毎日あたりまえのように使う「箸」。日本人はこの不思議な二本の棒を、調理(菜箸・真菜箸)、食事の取り分け(取り箸)、炭おこし(火箸)など、生活の場面に応じて使い分けてきました。そのため、箸は素材や形態を含め多様な表情を持つ道具となっています。 
 本展示では財団が発行する食文化の雑誌「vesta」60号で特集した“箸の文化”に連動し、さまざまな箸の中から食べものを口に運ぶ道具、すなわち「食具」としての箸を取り上げました。 
 また、単なる「食具」という概念を越えた“箸へのまなざし”や料理と箸との関連、箸づかいがもたらす身体への影響についてもご紹介しています。 
 本展示を通じて、“箸”という食具が日本の精神文化や食事文化にいかに深く関わっているかをお知りいただければ幸いです。