大食軒酩酊の食文化

vol.30

茶々汁

 酩酊という称号をもち、酒好きなわたしにとって苦手なのは、茶の湯の会に出席することである。茶道の作法をよく知らないし、若い頃の大怪我の後遺症で正座をすることができないからである。   しかし、抹茶の味は好きである。茶人にあきれられるような、でたらめな方法で茶を点てて、抹茶をガブ飲みす...続きを読む

石毛直道(いしげなおみち)

1937年生まれ、千葉県出身。京都大学文学部卒業、農学博士 専門領域は民族学。国立民族学博物館館長(1997~2003)をへて、現在国立民族学博物館名誉教授。食文化研究のパイオニア。70年代からフィールドワークのため世界80以上の国・地域を訪れる。著書『石毛直道 食の文化を語る』『食卓文明論』『魚醤とナレズシの研究』(共著)『麺の文化史』など多数。