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一陽新玉宴

  • 絵 師:歌川豊国(三世)
  • 刊行年:安政2年(1855)

隅田川沿い、土手の向こうに「三囲(みめぐり)稲荷(いなり)」の鳥居。ここは、今戸の料亭の二階座敷。大工、左官、建具屋などの職人達が宴会をやっている。この絵が売り出された前の月、10月2日には、あの「安政の大地震(おおじしん)」があった。したがって、地震で儲けた人々が宴会をやっていて、職人達に混ざって医者もいる。しかも、当時の人気役者の似顔になっていて、11月の芝居町の正月「顔見世興行」で、安否が気遣われる役者達の元気な姿を見せている。

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