Kawara-ban

May, 2017

わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

島根のぼてぼて茶

庶民のお茶「振り茶」をご存じでしょうか。沖縄のブクブク茶、新潟・富山のバタバタ茶、そして島根県のボテボテ茶があります。泡立てたお茶に小皿の黒豆、ごはん、刻んだお漬物を加えて食べます。

今月のおすすめ本!

新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。
ライブラリー館内では、ポップとともに月替わりで展示中。

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<新刊図書から>

土田中照(著)『大食らい子規と明治―食から見えた文明開化と師弟愛―』アトラス出版 2017年3月刊行

俳句・短歌における子規の偉大さは言うに及びませんが、その「食の楽しみ」への執着も凄いようです。驚くべき食いしん坊だったようです。本書は、その生涯を通じた「飲食の楽しみ=食欲」にまつわるエピソードを豊富に紹介し、子規が生きたその時代の食文化を知れるばかりでなく、その人柄や思いなどにも触れられる一冊です。

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<新刊図書から>

王静(著)『現代中国茶文化考』 思文閣 2017年2月刊行

新中国後、「茶葉」が中国でいかに文化的価値のある「茶」へ変容していったかが、学術論文や、イベント、博物館の建設などの事例を挙げながら書かれています。第5章の「茶文化産業」は日本の茶関係者のみならず、日本のさまざまな文化を紹介しようと考える方々にとっても参考になるのではないでしょうか。

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<ライブラリー館内・江戸の食コーナー>

高田郁(著)『みをつくし献立帖』 角川春樹事務所 2012年5月刊行

鈴木好次(監)『江戸のうまみ「煎り酒」料理帖』 宝島社 2017年4月刊行

原田信男(編)『江戸の食文化-和食の発展とその背景』小学館 2014年5月刊行