Kawara-ban

April, 2017

わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

本場四川の担々麺(成都)

おなじみ四川小吃の担々麺。もともとは天秤を担いで売られていたためスープはなく、今でもタレをからめて食べる拌麺(あえめん)です。最近日本では、ご当地麺をはじめ飲食店メニューやインスタント食品としても多くみかけるようになりましたが、バリエーションの豊富さに現地の人もびっくりかもしれません。

今月のおすすめ本!

新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。
ライブラリー館内では、ポップとともに月替わりで展示中。

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<新刊図書から>

蟻川トモ子『江戸の魚食文化―川柳を通して―』雄山閣 2017年1月刊行

魚を扱った川柳を題材にしながら、江戸の魚の食べ方や料理、食生活を読み解こうという斬新な一冊です。著者は、日本人は魚食民族だが、江戸期に生活様式や食生活も大きく変化したとして江戸期の魚の食べ方に着目しています。錦絵や当時の魚食文化に関わる挿絵などもたくさん掲載され、江戸庶民の食生活や魚や魚料理に対する普段着の感覚を知ることができると思います。

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<新刊図書から>

澁川祐子『オムライスの秘密 メロンパンの謎 人気メニュー誕生ものがたり』 新潮社 2017年2月刊行

2011年から2014年にウェブマガジン「JB PRESS」に連載された「食の源流探訪」の書籍化。2013年に「日本定番メニュー事始め 身近な食べ物のルーツを探る」として単行本化されていますが、文庫化にあたって記事が何本か入れ替えられています。また、「コロッケ」については、2015年の津原泰水編「たんときれいに召し上がれ 美食文学精選」にも収録されています。数多ある類書と異なり、大学で食文化に興味を持ち文化人類学を専攻したという著者は、取材ではなく文献によって検証するという姿勢で、自身の体験も踏まえ、今やありふれたメニューとなった食べ物が、誕生し、広まり、変容してきた過程を探っていきます。

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<新刊図書から>

佐藤政人『世界のサンドイッチ図鑑』誠文堂新光社 2017年3月刊行

世界77ヶ国から355のサンドイッチ類を紹介している本。いろいろなサンドの画像を比較すると、各国・各地域の食文化の一端がわかり易く目に飛び込んできます。日本の筆頭はカツサンドでした。南米の「チョリパン」(具材がチョリソー)もお勧めなので、専門店のURLを貼っておきます。よく閲覧される『サンドイッチ・バイブル』(2015年ナツメ社)を併せてご覧になることもお勧めします。