Kawara-ban

November, 2016

わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

郁子(むべ)の実

「むべなるかな(もっともなことであるなぁ)」の語源にもなったというアケビ科の果物で、別名は「トキワアケビ」。切ってみるとパッションフルーツにちょっと似ていて、種ごと口に入れると酸味は少なく、ほんのり甘いお味。栽培されていないので、店ではなかなか見ることができない果物です。

今月のおすすめ本!

新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。
ライブラリー館内では、ポップとともに月替わりで展示中。

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<新刊図書から>

和食文化国民会議(監)、渡邊智子(著)、都築毅(著)『和食と健康』思文閣出版 2016年8月刊行

和食文化ブックレットの第4弾。近年、日本人の平均寿命は世界1位ですが、その理由の一つの食生活。本書では、和食と健康の関係を分かりやすく解説している。日本人の食生活に組み込まれた養生の思想や食育などの歴史的な側面や、和食が健康や長寿にどのように関係しているか科学的に解明し明らかにしたものである。和食の健康への良さを知るための手頃な入門書です。

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<新刊図書から>

阿古真理(著)『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか―パンと日本人の150年』 NHK出版 2016年10月刊行

自身の経験やメディアなどを切り口に、これまで一貫して戦後の家族の食卓について取材してきた著者が、「和食」に続いて取り上げたテーマが「パン」。本書においても、文献探索だけでなく幅広く取材を行い、まさに日常の食卓に密着した庶民の「生活史」がいきいきと描かれています。最後に,日本人の食事の中心にあるのはもはやコメでもパンでもなく「おかず」ではないかという投げ掛けがなされ、深く考えさせるものがあります。

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<「食の文化シンポジウム2016 栽培化と家畜化~生きていくための人類の選択」登壇者関連図書>

池谷和信、他(著)『人間にとってスイカとは何か カラハリ狩猟民と考える』臨川書店 2014年刊行
江頭宏昌(編)『人間と作物 採集から栽培へ』ドメス出版 2016年刊行
中嶋康博(編)『食の経済』ドメス出版 2011年刊行