Kawara-ban

June, 2016

わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

いろいろな「塩辛」(北海道・江差)

塩辛というとイカをイメージしますが、江差のお土産屋には沢山の種類が並んでいました。ブリ、ホッケ、真鱈、カレイ、カジカ、つぶ貝・・・「切込み」は、切り刻んだ魚を塩と米麹に漬け込み発酵させたものだそうです。ご飯やお酒がすすんでしまいそう。

今月のおすすめ本!

新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。
ライブラリー館内では、ポップとともに月替わりで展示中。

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<新刊図書から>

料理と帝国―食文化の世界史 紀元前2万年から現代まで』レイチェル・ローダン著 みすず書房 2016年5月刊行

紀元前2万年の穀類料理の習得から現代の食のグローバル化に至るまで、政治や経済、社会、宗教を背景として,この世界の広い地域において食文化がどの様に拡がってきたか、そしてそれがどの様に普及してきたかについて、膨大な資料を駆使して、各時代の食習慣・食儀礼を丹念に研究することにより、国々や文明の興亡を軸に、壮大なスケールで古今東西の食文化の歴史を辿ります。

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<新刊図書から>

食の社会学:パラドクスから考える』エイミー・グプティル他 著 河出書房新社 2016年3月刊行

発酵食品にはじまり、海のもの、山のもの、酒など、江戸の「食」にあふれる知恵と工夫を紹介。歴史的な説明はもとより、とりあげた料理・食品それぞれの「健康効果」「美味賞嘆」コメント付きです。

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<注目の1冊>

慈悲深き神の食卓 イスラムを「食」からみる』麻生雅人著 スペースシャワーネットワーク 2016年2月刊行

多くの日本人に馴染が薄い、あるいは偏重したイメージが抱かれ易いイスラムの教えと現実的な姿を、エジプトを中心に身近な「食」を通じて教えてくれる一冊。ハラールやラマダーンおよびイフタールの共食等、イスラムの概念がどのような仕組みで動いているのか?他国のイスラム教徒、他の宗教との比較、日本人の心情との接点など、イスラム教徒の大局的、現実的な考え方や行動を具体的な事例と共に紹介し大いに理解を進めてくれます。本書は食文化の研究に目覚ましい活躍をされた方に与えられる「辻静雄食文化賞」の第7回受賞作となります。

ちまたの食のイベント・情報

目に付いたものをスタッフの独断と偏見でピックアップしています。

<映画>
二つ星の料理人(6/11公開)
Sushi Police (7/6公開)
カンパイ 世界が恋する日本酒(7/9公開)

<面白サイト>
一般社団法人和食文化国民会議
変わる食 変わる家族
立命館大学 国際食文化研究センター