Kawara-ban

April, 2016

わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

唐菓子「餢飳(ぶと)」

奈良時代遣唐使により我が国に伝えられた唐菓子の一種で、主に神社の祭礼に供えられる神饌菓として、宮中や貴族の間でも用いられたとのこと。ごま油でしっかり揚げてあるのでかたく、中には粒餡が入っています。

今月のおすすめ本!

新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。
ライブラリー館内では、ポップとともに月替わりで展示中。

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<新刊図書から>

すし天ぷら蕎麦うなぎ』飯野 亮一著 筑摩書房 2016年3月刊行

すしに天ぷら、蕎麦、うなぎ。江戸のファストフードとして庶民に愛され、今や世界も注目する代表的な日本食。『すし 天ぷら 蕎麦 うなぎ』は、筆者が多くの史料をていねいに読み込み、その誕生から発展をまとめた一冊です。チョコレート業界におけるバレンタインデーのごとく、江戸の蒲焼業界が鰻と土用丑の日の結びつけに成功した話、天ぷらと大根おろしの関係など、興味津々な話題が随所にでてきます。

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<新刊図書から>

おいしさの人類史』ジョン・マッケイド(著)、中里京子(訳)  河出書房新社 2016年2月刊行

地球規模の魚類供給危機を分析してピューリッツアー賞を受賞したジャーナリストが,人類の祖先による最初のひと噛みから,遺伝学や脳科学に基づく最新研究までを探求し,「おいしい」の獲得から今に至るまでの味覚の変遷を,興味深いエピソードや驚くべき科学的研究結果をちりばめながら綴っていく。誰もが日々経験しているのにあまり意識されることのない「味覚」について,現在,そして将来に通じる多くの示唆に富んでいます。

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<築地に関する本>

2016年11月に東京都中央卸売市場築地市場は豊洲に移転します。市場の成り立ち、変遷、お店で働く人々のことなど、こんな本を読んでから築地市場に出かけてみてはいかがでしょうか。

"TSUKIJI THE FISH MARKET AT THE CENTER OF THE WORLD" 〔英語版〕Theodore C. Bestor 2004 University of California Press

築地』〔翻訳版〕テオドル・ベスター(著)、和波雅子(著)、福岡伸一(訳) 2007年 木楽舎

築地市場』福地享子、築地魚市場銀鱗会 朝日新聞出版 2016年

聞き書き 築地で働く男たち』小山田和明著 平凡社 2010年刊行