Vesta 96号日本の粉もん文化 -小麦粉七変化

2014.10.10

責任編集 熊谷 真菜

日本コナモン協会をたちあげた12年前、粉もの、こねものが変化して「コナモン」という言葉が各地で細々と残っていることを知るが、最近はとても頻繁に使われている。日本の食文化を考えるとき、まず主流は米の粒食ありき。ゆえに穀類などを粉にして調理加工した粉食「粉もん」は少しアウトローな雰囲気も漂う。が、台風がくると平焼きを作り、夜はうどんを打ち、お盆はおやきをいただき、残ったさまざまな粉を合わせてスイトンにしたり、暮らしの端々で、粉を使った食文化は愛され、進化してきた。粉もんは「楽しみの食」。いろんな食材とコラボしながら、常に新しい食感、未知なる美味しさを提示してくれる。

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Tel 03-5488-7318

特集 日本の粉もん文化 -小麦粉七変化

巻頭
日本列島粉もん探訪 

 

 鉄板粉もんを育んだ大阪の食文化/熊谷 真菜
  <コラム>ソースの歴史と文化/水野 裕隆

 

 麺食と日本人/奥村 彪生
  <トピック>漢字からたどる「こなもん」のルーツ/菅本 大二

 

 包む粉もん文化

  おいしさと楽しさを包む/枝元 なほみ
  ②伝えられる包む粉もん -おやきの魅力/小出 陽子
  <コラム>粉どころ群馬の粉もんたち 
   -おきりこみ文化財登録から焼きまんじゅうまで/横田 雅博
  <コラム>筑後平野の粉もん文化/松島 憲一

 

 小麦粉の調理特性、食材のオールラウンダー/的場 輝佳
  <コラム>製鐵マンがこよなく愛した八幡ぎょうざ/原田 昌憲

 

 和の粉もんおやつ旅 -東北から欧州へ/多田 千香子

 

 

 海外粉もん探訪/石毛 直道
  ①クスクス
  ②お好み焼き風麺状食品

 

[連載]

里海のくらしと食文化(第1回)『三河湾のアサリ』/印南 敏秀
<トピック>志摩半島の海女文化
大食軒酩酊の食文化(第25回)『本場のバイキング料理』/石毛 直道
台湾の食 -最新事情()
変わりゆく都市の生活空間:台北における伝統市場という『場所性』」/大岡 響子
「食べる人たち」(第28回)「真実に迫る小説の到達力、気づいたことを多くの人に伝えたい
/ゲスト・真山 仁、聞き手・宇田川 悟
旅の記録と食(第6回)「黒船の饗応」/山本 志乃
主人公は何を食べたか(第5回)正岡子規『仰臥漫録』生きるとは食べること」/大岡 玲
文献紹介 NPO法人 うま味インフォメーションセンター著『umami : THE  FIFTH  TASTE
/八木 尚子