Vesta 46号香りと匂い/食生活指針によせて

2002.07.05

責任編集 小林 彰夫(茨城キリスト教大学教授)

 

表紙画:奥山民枝
本号はふたつの特集を一挙に掲載することとなった。
特集1「香りと匂い」
特集2「食生活指針によせて」
である。
一見、無関係な2テーマの様に受けとられる方も多いと思うが、食文化誌である「ヴェスタ」の立場からすれば、話題はあくまでも人間および人間生活が主体。そこでは食べ物の「おいしさ」も「健康」も同時に論じられて当然、というのが編集者の考えであった。問題は違和感なくこれらの特集をドッキングさせられるか。異質の材料を一皿に盛る料理人の味付け、香りづけの成果や如何?
――巻頭言・小林彰夫より――
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特集 香りと匂い/食生活指針によせて

 

座談会 「香りと匂い」  小林 彰夫・ 岡崎 義郎・ 小泉 武夫・ 伏木 亨 
 スパイスの活用面からみた世界の食文化比較論  武政三男
 ワインと香り  吉澤 淑
 エッセイ ポプリからシェイクスピアへ —- 私の“香りのあるくらし”  熊井明子
 東南アジアで好まれる香りのある食用植物吉田よし子
 ミノア人とミケーネ人―彼らの時代のフレーバー  相良嘉美
座談会 「食生活指針によせて」  小林 彰夫
 健康づくりのための指針のすすめ  豊川裕之
 食事と栄養  山本 茂
 若者の食と食生活のありかた  疋田正博
 食の伝承  神崎宣武
 医療と食事  丸井英二
 無駄を省く  島田淳子
 
〔レギュラー〕
 ヨーロッパにおける食文化研究のひろがり ―第七回ICREFHシンポジウムに参加して―  南 直人
 野生食をたずねて・3 太古からの甘味~ハチミツ  監修・ 小山修三/執筆・岡野洋子・原淳 
 特別座談会 日欧・食文化談義  M・モンタナーリ・阿部謹也・熊倉功夫・山辺規子・稲森俊介
 カラー企画
 世界の食の情景3・タイ バンコク旧市街クイティアオのお散歩  解説:山田均/写真:大村次郷
 中国食文化情報3・中国人の会食好き  賈蕙萱
 食からみた日本史 近代の食2 メニューと食材  ―「滋養・栄養」から「味・かおり・みた目のうつくしさ」へ ―  高田公理
 ヨーロッパにおける粉挽きの歴史 水車と風車・2 ― 水の流れと水車のタイプ ―  H.ムラー/長尾精一 編訳
 エッセイ 「上方落語の飲食物」  石毛直道
  文献紹介 ヨーロッパ食文化研究のために⑪  『中世ポーランドの飲食』  カタジーナ・チフィエルトカ
 取材 食の学習現場から 郷土食の伝承を通じて広がる食育の輪
 -長野県中野市食生活改善推進協議会の試み-  草野美保
 文献紹介 角山 栄著『「生活史」の発見』(南直人)