Kawara-ban

January, 2017

わたしたちが、見たり、聞いたり、食べたことを紹介します。

お正月の「口取り菓子」

皆様の地方には、お正月用のお菓子がありますか?写真は、函館出身の友人に頂いた「口取り」。海老・鯛・宝船・松竹梅など縁起物に模して作った練り切り菓子で、外は白餡、中には小豆の漉し餡が入っており、北海道や一部東北にもみられる正月菓子だそうです。

今月のおすすめ本!

新旧図書の中からスタッフが「これぞ!」というオススメを毎回ご紹介します。
ライブラリー館内では、ポップとともに月替わりで展示中。

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<新刊図書から>

アンドリュー・ロウラー(著)、熊井ひろ美(訳)『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』インターシフト 2016年11月刊行

ニワトリは人類にとってなくてはならない家畜の一つではありますが、その起源や家畜化の経緯については、まだ不明な点も多いです。進化論で知られるチャールズ・ダーウィンが全ての品種の祖先が赤色野鶏であると提唱して以来、学会ではなおも議論が続いている中で、著者は、世界にあまねく存在するニワトリについて、その起源、歴史を辿ることにより、人類の文化に与えた影響を解き明かしていきます。(併せて、松井章編『野生から家畜へ』も読まれると興味深いです)

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<新刊図書から>

ローナ・ピアッティ=ファーネル(著)、大山晶(訳)『バナナの歴史』 原書房 2016年11月刊行

最近、"くだもの"食べてますか?日本人が食べる果物の量が年々減少し、関係者(?)は「世界的にみても少な過ぎる」と心配しています。そのなかでも日本人が最も食べている果物は?―"バナナ"です。今回、図書館に配架された新刊本であるその『バナナの歴史』を紹介します。東南アジアに始まる栽培化や世界への広がり、交易やそれに伴うトラブル、そしてバナナにまつわる神話や象徴文化なども掲載。世界の様々なバナナ料理も紹介。寒い冬に南国ムードたっぷりのバナナを食べながら、その歴史を紐解いてみてはいかがでしょう。

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<新刊図書から>

ホッピー文化研究会(編)『ホッピー文化論』 ハーベスト社 2016年8月刊行

聞いたことはある、あるいは飲んだことはあるけれど、そもそも「ホッピー」って何?という方も少なくないでしょう。昭和のレトロな雰囲気や下町の居酒屋が似合うホッピーは、1948年に誕生、「本物のホップを使った本物のノンビア(ノンアルコールビール)」・・・「ホッビア」⇒音感良く「ホッピー」と名づけられました。 昨今の第三次ホッピーブームの要因は何かをめぐり、社会学、人類学、観光学など6人の研究者が、戦後の飲酒文化の変容やホッピーが持つイメージ論、メディアとのかかわりなど、様々な角度から考察していきます。